新刊書案内:『脱成長の道』

中野佳裕さんからご案内を頂きましたので、ご紹介します。


日本とフランスの研究者の手による共著です。消費社会の構造的矛盾を克服するための規範や実践を、事例研究を踏まえて議論しています。フランス人研究者の論文に関しては、ラトゥーシュの訳書同様、訳注を充実させました。関連するフランス社会・政治理論の動向も把握できるようになっています。

拙稿「脱成長の正義論」では、日本の原発問題を1990年代以降の正義論を踏まえて検証しています。

脱成長の道―分かち合いの社会を創る

脱成長の道―分かち合いの社会を創る