シンポジウムのご案内

展示会期間中に、シンポジウムが開催されるそうです。
親元は[こちら]

社会党文書を開く
 ──グローバル化時代の社会運動の可能性
日時:726日(木)10:00-12:00
場所:早稲田大学3号館第一会議室

 占領期から1950年代半ばにかけての時代は、日本の戦後政治の基本路線が確定した重要な画期でありました。講和、独立から日米安保体制の確立へといたるこの時代の歴史が、現在の日本の政治・社会・文化状況を大きく規定しているといっても過言ではありません。しかしながら、同時に私たちは、この時代が、多様な可能性を秘めたエネルギーに満ちた時代であったことを忘れてはならないと思います。国家や世界のあり方をめぐって、さまざまな構想が語られ、活発な議論が行われました。そうした構想のなかには、こんにち、あらためて思い出され、真剣に検討されるべき遺産があると私たちは考えています。
 現在早稲田大学には、主として1950年代半ばまでの旧社会党に関連するさまざまな資料が保存されています。このたび、現代政治経済研究所では、新たにこの資料をアーカイブ化するプロジェクトを開始いたしました。このたび、こうした新しい研究のはじまりを記念して、大学の125周年事業とタイアップし、旧社会党文書の歴史的意味を討論する公開シンポジウムを開催したいと思います。日本を代表する運動史研究の拠点から専門家をお招きし、早稲田大学所蔵の社会党文書の歴史的意味から、現代社会における運動史研究の重要性まで、じっくりと議論する機会にしたいと思います。

【プログラム】
基調講演:グローバル化時代の運動史研究

報告:社会運動関係資料の現状と課題をめぐって

司会 梅森直之早稲田大学政治経済学術院)