思想史の社会的効用=ハケンのための通俗道徳?

たまたま見つけたのでご紹介しますね。

エンジニアのためのSoulHacks
SoulHack #10 仕事の中にある「空気」を意識しよう
今回からは,「日本で働くこと」について考えてみたいと思います。
LifehackやSoulhackという問題に限らず,日本で働くことには独自の難しさがあります。これは,経済のグローバル化が進む中で,どこの国でも感じていることだとは思いますが,日本には独自の文化があり,それが言語化されていないという点で,より一層複雑な問題になっていると思います。
今回は,山本七平氏の「空気の研究」という本をきっかけとして,これについて考えてみたいと思います。

http://gihyo.jp/lifestyle/serial/01/soulhacks/0010

SoulHack #11 「世間」からの離脱というオプションを予め評価しておこう
今回は,次の2冊の本を手掛かりに,阿部謹也氏の「世間」ということについて考えてみたいと思います。
これを取りあげる理由は2つあります。というか,二種類の正反対の読者を想定しています。
1つは,ここで言う「世間」という概念について,言葉は聞いたことが無くても,経験的に良くわかっている方です。そういう方には,これを言語化することで,あらためて意識的に考えてみるきっかけになればと思います。
もう1つの想定読者は,組織の中で自分でも理由の良くわからない居心地の悪さを感じている方です。これまで,「世間」という概念は,教えてくれる人は誰もいないのに,不思議と大半の人がなんとなく理解していくものでした。
ところが,最近,若い人の中には,そこがスッポリ抜け落ちている人がいるような気がします。当人も回りもギャップの存在は感じているのだけど,そこをうまく言語化できないことが多くあります。そこを埋めるためのヒントになる概念でもあるような気がします。
つまり,「世間」というものがよくわかっている方と,それが全く理解できずにとまどっている方に,読んでいただければと思っています。

http://gihyo.jp/lifestyle/serial/01/soulhacks/0010