「台湾はどこへ向かうのか―東アジアの新たな可能性を求めて」

台湾研究所所長 梅森直之教授からお知らせを頂きました。

「台湾はどこへ向かうのか―東アジアの新たな可能性を求めて」 開催のご案内
主催: 早稲田大学アジア研究機構台湾研究所  岩波書店『世界』編集部
共催: 早稲田大学グローバルCOEプログラム「アジア地域統合のための世界的人材育成拠点」

この度、以下の通り、日台シンポジウム「台湾はどこへ向かうのか―東アジアの新たな可能性を求めて」を開催する運びとなりました。世界的な経済危機の津波は、東アジア―日本も中国も台湾も韓国も含め―をすさまじい勢いで巻き込みました。対立よりも地域的な協力が何よりも必要とされているなか、大陸との交流・和解の促進を公約して当選した馬英九政権が誕生して、約1年が過ぎました。この間、両岸間の直航チャーター便就航、中国の観光客の受け入れや台湾企業の対中投資制限の緩和など、着々と中台関係の改善が進められ、中台関係が大きな変貌を遂げようとしています。
このことは、東アジア全体を展望するうえでは非常に重要な契機となりうるといえますが、台湾は今後どのような方向を目指していくのでしょうか。中台の関係改善という契機から東アジアの脱冷戦を考える際、馬政権を始め、日本はこれから何をなすべきなのでしょうか。こうした問題に対する答えを探る試みとして、今回のシンポジウムでは台湾から楊永明氏(国家安全会議諮問委員)と林満紅氏(国史館館長)を基調講演者としてお招きし、台湾が今何を考え、どこへ向かおうとしているのかについて語っていただきます。そして、日台の各分野の専門家を交えて議論を深めることで、台湾からどのような東アジア像が展望できるのか、その新たな可能性を探ってみたいと思います。

「台湾はどこへ向かうのか―東アジアの新たな可能性を求めて」
 
日時 :2009年620日(土)  9:30〜17:00
場所 :早稲田大学早稲田キャンパス10号館109教室(大隈銅像後ろ)
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田1-6-1
最寄駅:地下鉄東西線早稲田駅3b/2番出口より 徒歩10分, 都電早稲田駅より 徒歩15分 
JR 高田馬場駅より 徒歩20分, JR 高田馬場駅より バス10分 西早稲田下車徒歩4分

http://www.waseda.jp/prj-taiwan/staff.html