「上関原発予定地の自然の価値を考える(仮)」

梅森ゼミ・シニアフェローの中野さんからご案内を頂きましたので転載します。

★特別研究会★

・日時 :11月20日(土) 午後2時〜5時
・場所 :立教大学池袋キャンパス
12号館2階会議室
http://www.rikkyo.ac.jp/access/pmap/ikebukuro.html(池袋キャンパスへのアクセス)
http://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/campus.html(キャンパス内案内図)

報告 :安渓遊地(山口県立大学国際文化学部教授、日本生態学会上関要望書アフターケア委員会)

テーマ:「上関原発予定地の自然の価値を考える(仮)」

コメンテーター:中野佳裕立命館大学客員研究員)

【研究会趣旨】
1982年に山口県上関町に中国電力による原子力発電所建設計画が持ち込まれて以来、同地域では原発建設の是非を巡って住民が分断されている。また最近10年の新しい動きとして、原発建設予定地の長島が日本有数の生物多様性ホットスポットであることが注目され、日本生態学会・日本鳥学会・日本ベントス学会の三学会が、同地域の生物多様性保全に向けて働きかけている。上関原発計画は、原子力エネルギーに依存する社会発展のあり方の是非を巡る問題に加え、生物多様性保全と地域社会の自立の関係、科学者と市民との連携の重要性、消費社会における日本人の生活様式の見直しの必要性、生物多様性と過疎地の住民の生存と安全を保障する公正な社会のあり方の模索など、環境・平和・人権に関する様々な問題を提起している。
日本生態学会の安渓遊地先生の報告を通じて、上関の生物多様性保全を目指す生物学者たちの取り組みを学び、環境平和学に携わる社会科学者たちとの連携の可能性を模索する場としたい。